榊

自然崇拝が神道の重要な要素であるように、樹木は重要な役割を果たしている。 ある種のものは神聖視され、”しんぼく “と呼ばれる。 鳥居と同じように、神社を囲む木々は神聖なエリアを作り出し、浄化された空間とみなされる。 神聖視される木の種類はいくつかあるが、日本原産の常緑樹である榊ほど重要なものはないだろう。 榊の木は神社の周囲に植えられて神聖な垣根の役割を果たすのが一般的で、榊の枝は神への捧げ物として使われることもある。 神道で榊の木が神聖視される理由のひとつは、常緑樹であることから不老不死の象徴であることと関係がある。 もうひとつの重要な理由は、洞窟に隠れていた天照大神を誘い出すために榊の木が飾られたという伝説に関連している。